不思議な恋のアリス (ページ3)

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アリスのお茶会♪ ページ3

「砂糖とミルクはいるかい？」

「うーん、少しかな。」

「僕はコーヒー嫌いだからいらないよ♪」

「え？嫌いなんだ？」

チェシャ猫にも嫌いなものがあったのか…。

そういえば、チェシャ猫に会って結構経つけど、コーヒーが嫌いなのは今、知った。

「リア…どうぞ…。」

「うん。ありがと。ネオン。」

ネオンは僕のことを、本名で呼んでくれる。

けど、ネオンはだいたいいつも寝てるから、あんまり話さないんだよね…。

「アリス、この後暇かい？」

…サキがこう言ってくるとゆうことは、デートに誘っている、とゆうことだ。

僕は首を全力で横に振った。

「そうか…それは残念だ…。いや、少し届け物があったんだが…。」

サキは目を伏せた。

よかった…デートじゃなかった！

「うーん…それくらいならいいよ！」

「本当かい⁉ありがとう！助かるよ。眠りネズミ、あれを。」

ネオンは机の下にもぐってしばらくガサゴソと、何かを探していた。

「……あ、あった…。リア…はい、お願い…。」

「これは？」

「それは女王に頼まれてた服だよ。」

サキは手先が器用だから、よく女王…リリアにドレスを注文されるらしい。

「分かった。リリアに届けてくるよ。いこ、チェシャ猫。」

「…うん♪」

ーーー

「…ふふっ」

「…？…サキ…どうしたの…？」

「いや、アリスには彼が見えるんだなーって。」

ーはやく、気付きますように。