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クロノスとジャックは、音の調律で試した後、ジャックがステージの前に出る。
それを見ていたマリーが言う。


「美智子、これは?」



「マリーはんのために、クロノスはんとジャックはんが演奏してくるんやで、」



「そうなのね!楽しみだわ!」



マリーは美智子の答えに2人の演奏が始まる前に微笑んだ。


『それでは、本日から荘園に来てくれた新ハンターのために、私、ジャックと彼クロノスがお送る。
素敵な曲を送ります…

それではどうぞ心ゆくまで……』



ステージだけ明るくなって、パーティーの会場は暗くなる…



ジャックがヴァイオリンを持ち、クロノスの方に向き、クロノスの合図で……


靴でテンポをトントンと……


トン……トン……トン……

クロノスの目は誰もむけてない目でピアノを見た…
優しさと……悲しそうな目で……









ピアノの優しそうな音色が聞こえた……

ポロン…ポロン………ポロロン...♪

美しい音色を奏でる後に
華麗なヴァイオリンの音色が聞こえてくる……



ワルツを奏でるような音楽で鮮やかに踊る女性をイメージに合わせて優雅と優しさと、楽しさを____




ピアノを弾くクロノスは口元を笑って目元は優しく…

笑っていた。


ヴァイオリンを弾くジャックは冷静に優雅に紳士的に

笑っていた。





それぞれ2つの楽器の音色は、尖がったヴァイオリンの音をカバーするように、
ピアノの低音のところはヴァイオリンの高音を主役に


ステージに立って演奏してる2人はまさに、



[歌手]と[演奏者]だった……









最後のピアノとヴァイオリンの音を交互に奏でて……



儚く、脆い、悲しげに………

もう一息でピアノが…1人げに切なく奏でた。






ポロロロ……ン♪……ダァ…ン……♪




ステージ上の2人は少し見合って小さく笑い、クロノスが立った、2、3秒で2人一緒に軽く腰を屈んで礼をした瞬間に
拍手が起こった。









クロノスとジャックの演奏を聞いた美智子は、誰も気付かれないように…口元を隠して、小さく泣いた。



あの時と今の音色を聞いて、自分の過去が一致して…

美智子は、切なく泣いたが、笑ったのであった……

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緑茶部長(プロフ) - しばらくの更新をサボってごめんなさい…… (2020年4月9日 16時) (レス) id: ea2137b476 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル中毒者 - 更新頑張ってください! (2019年10月25日 22時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶部長(プロフ) - 緤那さん» わああああ、ありがとうございます!感動したお話に出来ているかなと内心作ってて思ったんです〜………わあ〜有り難いお言葉です!これからもこの小説をよろしくおねがいします! (2019年8月15日 19時) (レス) id: ea2137b476 (このIDを非表示/違反報告)
緤那 - なんかこう…言葉では表せないけど泣けました…とても私好みのお話です!更新応援してます! (2019年8月15日 15時) (レス) id: 6dcf6f54f1 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶部長(プロフ) - 話が噛み合わなく削除しましたが、新しいものを書かせていただきました!13ゲームの1話です! (2019年8月2日 18時) (レス) id: ea2137b476 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緑茶部長 | 作成日時:2019年7月24日 10時

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