彼はハンターでありヘレナとウィリアムの教師ですけど、サバイバーの書斎にずっと居ます。

nineteen game ページ35

「…ケホッ…なるほど……それが貴様の能力か」




崩れた瓦礫の煙に声が響く。
そう、形状変化で姿を変えさせ、その瞬間移動でクロノスを蹴り飛ばした。…



「グッ…ギィイイイ………グルル……」





「……もはや、言葉も出ないのか……」




メインナイフを強く握りなおし小型ナイフ2本を指で遊ぶ……
クロノスの表情は、ハンターとしての目で相手を見つめる。




まさにゲームという仮の目ではなく、




本物の殺人鬼の目になっていた。

その目には毒を宿し、狩を始める狼のように、






クロノスは笑う









「貴様に毒というものを教えてやろう」






彼の目は……優しい白の瞳ではなく








まるで相手を遊ぶかのような、冷たい白の瞳となっていた………




冷気と毒気が指す空間でクロノスは言う







「俺と一緒に踊ろうか……毒気がある空間で







お前を毒で溶かしてあげよう……」








「グルル………ガァァアアアアアアアア！！！！！」






殺気を感じる冷たさに戸惑い、双頭の何かがクロノスを攻撃しようとした






その時……






「！？………グゥ……？……！！！！！」





ドクンッ！！！！！




痛みを押さようと双頭が混乱する。
めまいと幻覚が見え、
気持ち悪さを感じ、
嘔吐をする。






「………どうだ？…毒という快楽に溺れる快感は」





「グゥウウ………ガハッ……」






「……貴様が吸ったのは“幻覚中死毒”…


こいつは最初にめまい、幻覚を引き起こし、

その幻覚の気持ち悪さに嘔吐する。




ただしその嘔吐は貴様の全神経を麻痺させ







やがて、その毒は身体を支配し眠りを誘う……」

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