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「だいきくーん！」
部屋を開けて呼ぶと、嫌そうに目を潜めた
大毅くんと関わってから１週間
あの子から訪ねたり話したり弱音を吐くことは無かった
「うわっ また来た」
「ちょ、そんなこと言わんでよ〜
今日も喋ろうや」
いつものようにベッドの横にある椅子を引っ張り出して座ると
諦めたんかベッドから少し体を起こした
「何やってたん？」
「何もしてへん」
「暇ちゃう？」
「んーん、この方がえぇ」
ふらっとまた空を見上げた大毅くん
どこか寂しそうに目を伏せた
「体の調子は？」
「どうもないよ
足も痛いけど動かさんかったらええんやし」
会話のラリーはいつも続かん
大毅くんがどれも無関心そうに業務的に返して来るから
.
「あ、それ お父さんが持ってきてくれはったん？」
大毅くんのお父さんは忙しいらしく、
滅多と病院に来ない中、珍しい荷物を見つけた
ベッド横の棚に替えの服と大学受験用ドリル、小さな置き手紙
綺麗な字で
�狢� お大事に
またゆっくり時間とるからその時まで��
律儀に置いてある。
「……これはお手伝いの神山さんが持ってきてくれはった」
小さくなっていく語尾
悲しそうを通り越してどうでも良さそうで
どうしようも無く苦しい叫び声が聞こえそうな気がした
.
.
「俺がさ、こんなんなった理由喋っても
濱ちゃんは理解してくれる？」
偉く何かに怯えたように俺を見つめる大毅くん
「＿＿＿＿＿＿もちろん
聞かせてくれる以上は理解したいし
大毅くんを楽にしてあげたいと思っとるよ。」
そう言って微笑んだ俺に
大毅くんは安心したように１粒涙を落とした
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味覚(プロフ) - 梨菜さん» ありがとうございます！ 続編書きました！！ 楽しんでいただければ嬉しいです！ (2017年12月10日 20時) (
レス) id: f629280e4d (このIDを非表示/違反報告)
味覚(プロフ) - 可愛いカミ様さん» そう言っていただき嬉しいです！ リアルに書けるようにはしましたが、不安だったので嬉しいです(笑) 続編も読んでくだされば嬉しいです！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f629280e4d (このIDを非表示/違反報告)
味覚(プロフ) - tapiokalemonさん» ありがとうございます！！続編も楽しんでもらえれば嬉しいです！！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f629280e4d (このIDを非表示/違反報告)
味覚(プロフ) - mhygkj1101さん» ...そうだったんですね。やっぱり悔やむ事はありますよね。私も父が癌で死んだ時は側にいれなかった事を悔やみました。応援ありがとうございました。続編も良ければ読んでください！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f629280e4d (このIDを非表示/違反報告)
味覚(プロフ) - 彩夏さん» お返事遅くなってしまい申し訳ないです。。 無事完結し、続編をかけてます！ 応援ありがとうございました！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f629280e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩味 | 作成日時：2017年11月19日 11時
