息子が鬱になりまして、

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「……中間さんは 立派です。


まぁ、子供もおらんし、よう知った様な口きくようですけど…


それでも、中間さんの中にはいつも大毅くんがいるでしょ？



いつも大毅くんのためを考えて、大毅くんを大切にして…





それが何よりの答えですよ」









ほら


そう言って強引に取られた手



ギュッて握って、俺に合わせてしゃがんでくれる







うわ、冷た〜


そう言ってぎゅっぎゅっと握られる手は
段々と温かさが広がった









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「お父さんもお疲れでしょ？


少し、休んでください」









その優しい言葉に止まった涙がまた流れる




でも、俺は休めへんねん


空いて広がったアイツとの隙間を
少しでも早く埋めなあかん









「ｯ……ぅうｯ」









そうは思っててもやっぱり少し頑張りすぎたみたい







仕事 見舞い 仕事 仕事 仕事 見舞い





寝る間も勿体ない気がして寝れんかった


風呂も飯も……何もかも削れる時間は削ってた









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「ちょっとだけ 休憩してみては？


その間、大毅くんは僕がしっかりと責任もって見てますから」








そう言って優しく微笑むから、安心しきった俺は気づけば頷いてた







……大丈夫 ほんの少しだけ、休んだら今以上に大毅のことを受け止められるから



きっと、ちゃんと考える時間が俺には必要なだけや









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