息子が鬱になりまして、

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「……ｯ……ぅｯ……ｽﾞｯ」








あれから多分、だいぶ経ってる



だって、身体の芯が冷えてきてるから







部屋の中はさっきよりも静かになっていた。



ただ、すすり泣く声と 自傷気味の笑い声がたまに聞こえた








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ほんの少し、大毅を怖いと思った



そんな俺は父親として最低やって分かってる




でも、初めて自分の息子を恐ろしく感じた









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「……中間さん、」








声のする方 見上げてみると、

困ったように笑った桐山先生が付けてたマフラーを俺の肩に掛けてくれはった









「……桐山先生…」




「僕、もう終わりなんですよ。

で、帰る前に様子見てこっかなぁ…って。」









大丈夫ですか？


そう言って差し出してくれる手を素直に受け取れへん








それは多分


大毅に感じてしまった気持ちの申し訳なさと

応援してくれた桐山先生と濱田先生、神山さんへの後ろめたさのせい









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「……すいません


やっぱり、僕は弱いんです。

濱田先生みたいには…立派な父親にはなれへんみたいです」









下を向いて唇を噛み締める



俺はやっぱり情けないわ









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