検索窓
今日:44 hit、昨日:20 hit、合計:54,078 hit

自信 ページ17

·





「A〜」





『嶺亜くん!久しぶりだね〜』





「ほんとだね〜」





レッスン室に入ろうとしたところ、嶺亜くんに呼び止められた







嶺亜くんは私が入りたての頃、瑞稀くんと涼ちゃんと一緒にお世話してくれたお兄ちゃんみたいな存在








「いつの間にかAすごいダンス上手になってるね」





『えへへありがとう』






ふんわり微笑んでくれる嶺亜くんは昔よりももっと顔が綺麗になったみたいだ






「そういえばこの間大光と話したんでしょ?」





『うん、助けてくれたの』





分かりやすいように電車での出来事をかいつまんで話す






「大光がAさんと話せた!って馬鹿みたいに喜んでたよ」






『そっかあ』






「A、前よりは話せるようになったんだなって俺も嬉しかったよ」






『大光くんが話しやすかっただけでまだ全然人見知りだよ』







コミュ障だし、と付け加えると







「メンバーがいたり、話せる人いるとA結構毒舌だよ?」






と茶化すように言ってくる






『それよく言われるけど全然そんなことないのに』







「Aはなんでも出来るし、もっと自信もったらいいのになあ」






『そうかなあ』






「そうだよ」






そう力強い眼差しで言う彼は、あの頃のお兄ちゃんのまんまだ






「じゃあそろそろ行くね」






『またね』






「お互い頑張ろうね」






そういう嶺亜くんの顔はライバルの顔をしていて






自信、かあ…






よし、と気合を入れてレッスン室に入った









·

少クラ→←·



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
207人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美紀(プロフ) - ジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月2日 21時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちょむりん | 作成日時:2023年1月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。