HiHi Jetsのお姫様！

満員電車 ページ14

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今日もお仕事のため電車に乗り込む





満員電車嫌だなあ





乗り物酔いの酷い私は、冬の満員電車が1番苦手





寒いから厚着してるのに電車の中が暑すぎて余計気持ち悪くなる






背も低いから押しつぶされるし大変なのだ





特に今日は女の子の日と被っていて余計辛い





降りる駅名がアナウンスから聞こえてくる





ああ、ちょっと、もうきついかも……





そう思った瞬間





ぐいっと腕を掴まれる感覚がして、そのまま電車の外へと出た





「大丈夫？」





『…あ、えと、……大光くん』





「ごめんね腕掴んじゃって」





そう言ってぱっと腕を離す





「Aさん見つけて、声かけようかと思ったんだけどそのまま倒れちゃいそうだったから引っ張っちゃった」






『ありがとう』






「少し座って落ち着いたら行こ」






『え、でも』





遅刻しちゃうと言おうとすると





「大丈夫連絡しとくからさ」






『でも大光くんだってお仕事でしょ？』






「レッスンの前に早めに行こうと思ってただけだから大丈夫だよ」





安心してと微笑む大光くん






今まであまり話したこと無かったけどすごく優しい






『ほんとにありがとう』






「ううん！俺、Aさんと話してみたかったし！」






『ふふっ』






「作間がよく話してるんだよね、Aちゃんが〜って」





『え、そうなの？……恥ずかしいなあ』





その後私の気分が良くなるまでたわいもない話をしながら隣にいてくれた






友達が1人増えた日






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