君と日々 (ページ5)

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暗い夜の校舎

風が吹き、木々が揺れる

「ねぇ、ごっちゃいるよね…」

後「いるよ」

「つづちゃんは、石橋くんは」

「「いるよ」」

現在、廃校にて心霊番組のロケ中。

暗い中、4人で縦に並び廊下を歩く

「待って、誰か隣来て。無理。本当に無理。」

後「え、あれ… あ、モップか」

都「驚かせんなよ」

ごっちゃんが指したモップ、確かに髪の毛に見える。

さっきから、ずっと鳥肌が立っている。

「絶対やばいやつだよ」

石「遊びできちゃいけないでしょこれ」

「わっ、石橋くん、やっと喋った」

うるさっ、とライトを当てられる。

やかましいや

後「ほら、進むよ」

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「ねぇ、もうでちゃダメ？怖いよ」

いくつかのミッションがあり、それをこなさなければいけないという企画。

私のミッションは女子トイレの花子さんに会うという恐ろしい罰。
女子トイレは俺ら入れないと言い私に任せた3人。許さねえまじで

ｺﾞﾝｯ

「っひ、」

石「え、大丈夫！？」

後「なんか、鳴ったよね」

都「ドア？今叩いた？」

3人とスタッフさんは別の部屋でモニタリングしてるため、無線で繋がっている。

私はドアを叩いてないし、他の人がいるわけがない

ｺﾞﾝｯｺﾞﾝｯ

「まって、もうむり、こわいよ。誰かきて、ほんとに」

泣きそうになる。怖すぎて声も震える

ﾊﾞﾝｯとドアが開く

「ひっ」

石「よかった、もう大丈夫だよ。おいで」

「ばしくーーーーーーん、うわぁあああ」

走って来てくれたのか息が少し上がってる彼

「怖かった」

石「怖かったね、大丈夫だよ。」

彼がずっと抱き締めてくれている後ろで、ごっちゃんやつづちゃんも心配してくれていた。

「うっ、ひっ」

安心して涙が止まらなくなる

「ありがと、来てくれて」

石「ん、無事でよかった」

かっこよすぎだって、

彼の顔を見てまた泣きそうになった。

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