『 Katana 4 』 ページ7
――『刀』
《ほら、目を開けなよ。朝日だよ。》
その言葉にゆっくりと目を開く。
奇跡でも起こったかの様に体は綿毛の様に軽く
……頭は驚く程冷静で落ち着いている。
私は軽い欠伸をしながら、顔を洗う為、近くにある泉に行こうとすると……
――[ダメだよ。私を置いていったら。]
そんな澄んだ、凛とした声が耳を掠めた。
あの、純白の桜では無い。もっと、大人びた声だった。
その声に導かれた様に視線を向けた。
あったのは、純白の鞘に収まった……雪の結晶が装飾されている日本刀があった。
名前?この刀の名前を私は知らない。
なのに、頭に浮かんだのは。
『【氷華】?…………』
私はそっ……と取り。頬が緩んだのが分かった。
『よろしく。【氷華】ーーーーーー。』
そう言った後、私は泉に近ずき、顔を洗い
泉を見つめた。
変わった、髪の毛の色。変わった、目の色。
まるで、アニメの様な雰囲気が醸し出されていた。
『まさか………な……』
その時、歌声が聞こえた。綺麗な声。
聞いているだけでも傷が消えそうなぐらい……
落ちついた、癒える歌声だった。
『(何だろ?子守唄?誰か居るのかな?)』
私は【氷華】を手に持ち。興味本心で草木をわけ入り足を進めた。
どんどん、大きくくっきりと聞こえてくる歌声。
そして、一筋の光が漏れた。
私はすぐにその光を見逃さまいと草木をすごいスピードでわけ行った。
光が広がり視界一杯に広がったのが見えたのが。
大きな……街(?)だった。
『何、この街?(どこかで見たことがある……)』
”(Destiny periphery getaway)”
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作者名:水狼 x他1人 | 作成日時:2015年5月27日 9時