１２２ tn side ページ25
旦那様とメイド長が戻ってきた。
けれど、メイド長の顔は、絶望。
この一言を具現化したようなものだった。
誰でもわかる。
何かあったんだ。と。
そう考えているうちも、アグリー様は旦那様と話している。
笑顔で。
tn「？メイド、長？どうしたんすか？」
mi長「…あ、後で、みんなが集まった時に、言うわ。それまで、少し、頭を、冷やさせて。」
？マジで何があったん？
お嬢関連なのは確かや。
肝心なのは何があったのかや。
………嫌な予感がするんやけど。
気のせいだと、信じたい。
それから旦那様方は普通に、夜食を食べ、解散した。
お嬢にも、メイドさんが届けたけど、
そのメイドさんも、メイド長のようだった。
毎日恒例の使用人が集まる夜の会議。
きっとここで、メイド長は言うのだろう。
正直俺はめちゃくちゃ気になる。
mi長「皆、今日は、ただの会議だとは思わないでちょうだいね。まずはいつもの報告から。今日屋敷のことなどで何かあった？」
ただの会議だとは思わないでちょうだいね。
かぁ…
心構えしといた方が良さそうやな…
やっぱし悪いことになってまうやんなぁ…
st「はい。私からいいですか？」
この人は、今日のお嬢が乗っていた馬車の運転手か。
mi長「はい。どうぞ。」
st「今日の帰り。お嬢様が泣きながら、馬車へ来ました。トントン…何か知ってることってある？アグリー様の頬にも関係したりする？
君を責めたりはしない。何か、知ってることがあったら、教えて欲しい。｣
…知ってること…
tn「っ、いっぱい、ある。でも、それは、俺も、お嬢に、酷いこと、言ってもうてな？」
そうや。俺も、酷いことをお嬢に言った。
お嬢が傷つくと、分かっていながら、言った。
だったら、
tn「俺も、共犯者やん。アグリー様に、肩を貸してもうたことになる…？」
st「共犯者？それは、何かわからないけど、知ってること、あるんでしょう？どういうことがあったの？学園で。教えてくれないかな？」
tn「…っ、わか、った。」
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琴葉(プロフ) - こんちくわ！さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいですっっ！！！ (2023年4月2日 23時) (
レス) @page45 id: db62cfc9ef (このIDを非表示/違反報告)
こんちくわ！ - 言葉だけでも胸が締め付けられていくこの小説は神か？、、、、神だ (2023年3月31日 23時) (レス) @page19 id: acd727f7b1 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - @-Nene-さん» コメントありがとうございます！まぁ！私の作品が好きと言っていただけてとても嬉しいです！楽しんでいただけて大変嬉しいです！後編頑張らせて頂きます！ (2022年9月21日 22時) (レス) id: db62cfc9ef (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - 作者さんの書く作品好きです！ どれもすごく凝ってて毎回楽しませてもらってます。 続編も書くの頑張って下さい！ (2022年9月21日 20時) (レス) @page47 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - える💣脅威推しさん» コメントありがとうございます！！わぁ〜！わかってくださったァァァ！そんな感じなんです！！ (2022年8月1日 23時) (レス) id: db62cfc9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中ペリー | 作成日時：2021年4月2日 18時
