愛されてるけど 2【d!】

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「これ以上、あいつの器、ヒビ入っちゃいけんと思うねんけど、」


tn「そうなんだよなぁ、多分、次なんかでかいことおきたら、割れると思うで、バラバラになると思う」


「形を保てなくなるぐらいに、バラバラ、」


どうにかしてそうならないようにしなあかんのに、



「どうしたらええか、なんて思い浮かばへん」



「どうすればええん、？あいつがどんなことで傷ついていくのかすらまだ探っている途中、何年も一緒におるんに、まだまだあいつの事わからんことばっか」



tn「唯一いちばん知っとるとしたらグルさんだけ、」


「グルッペンですら口を割ってはくれない」


tn「こんなん、俺らがあいつが壊れるの待つだけになってるみたいやんけ」


「でも、実際そうや、壊れるのを何も出来ないまま、眺めることしか出来へん、待つことしか出来へん」



tn「壊れたらどうするっつーねん」


「どうにもできへんとちゃう？」


tn「なんやねんそれ、じ殺の阻止はしといて、壊れることを阻止しないって、本当に壊れた時、あいつがどうなるかも分からへんってのに」



俺だって、なんかしたいわ


「俺やってただ眺めるだけなんて嫌やわ、でも、実際何も出来へんやろ？しゃーないやん、俺やってずっと前から考えてる、なのに何も思い浮かばへん」







トントンやって分かっとることやろ



なんでわかってくれへんねん

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