なにわのシンデレラガール 1

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道枝side

2回目の休憩
大吾くんに大丈夫か？と聞かれているところを横目で見ていた。


今日、体調わるい？
いつも、シャキシャキしてて、振りだってすんなり入るAの動きが鈍く見える。


マネージャーのはるさんが今日は
かなりAを気遣って心配しているようだった。
なにかあるな、


怪我をしないようにストレッチしながら
水分補給をして、休憩時間を過ごす。


休憩時間15分を過ぎようとしてもAが帰ってこない


若いスタッフさんがはるさんに声をかけたのを境に
大人達が急いで廊下に出ていく。



丈『どうしたんすか？』


スタッフ『Aが座り込んで動けなくなったって』


道枝『え！？』


聞きつけたメンバーみんなで廊下に出てA元に向かう。


休憩室の前まで行くと大人がぞろぞろ出てきて、
Aの不調を心配している様子だった。

はるさんも一緒に出てきたからどうしたのか聞くと、
『女の子のアレよ』


大橋『あれか、、』



はる『いつもだったら仕事減らしたりしてあげてるんだけど
デビューしたらそうもいかなくって、
ごめんね、私の管理不足。』


流星『そんなことないよ、はるさん』


はる『それで、貧血気味で腹痛がいま、ピークみたいで、、さ』


丈『入っても大丈夫？』


はる『うん』

休憩室ねベットに横になっているAがいた。

腕を目の上に置いて目を瞑っている。


道枝『A、大丈夫か？』


『んー。ちょっと大丈夫じゃないかも』


その声は涙ぐんでいる気がした。

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