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◯ ページ10
翔くんは昔から私にすごく優しくて
家を行き来するような仲。
でも、翔くんにとっては所詮妹。
私がぎゅっと抱きついても
ただの兄弟感覚。
頭を撫でてくれるのも
手を繋ぐのも全部、
私だけドキドキしてて
期待して、
お姉ちゃんに優しくしてるのをみると嫉妬して
でも、手を繋いだり
頭を撫でたり
抱きしめてくれるのも
私だけだったから
少し嬉しかった。
今思ったら
私のこと好きじゃないから気楽にできたのかもって
お姉ちゃんは好きだからできないのかな？って
少し思うけれど
あの頃の私はそれで十分。
…
…
でも喜んでいるそばには
すぐ闇があって、
翔くんはお姉ちゃんと話している時が
一番笑顔で
楽しそうで
愛おしそうな顔をしていて
私には見せてくれないそんな顔。
私はそんな2人のやりとりを感じるたびに
暗闇に落ちたような感覚になった。
そんな時助けてくれたのは
健ちゃんで、
私が泣き崩れるその度にいつも救いの手を差し伸べてくれて
励ましてくれた。
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struck_luv(プロフ) - 続きいつかみたい(´；ω；｀) (2017年11月13日 22時) (
レス) id: 5985029591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：き い ろ
| 作成日時：2017年5月9日 21時
