今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:70,658 hit
小｜中｜大
▲ ページ2
隆二side
彼女が泣き止むのを待って、
ご飯なんて行く気分じゃないよなと想った俺は
車に彼女を乗せて
特に計画もなく、車を走らせる。
ラジオの音と車と車がすれ違う音が
車内に響く。
彼女はずっと窓の外をみて
何を考えてるのかはわからないけれど
その表情からは
豊かではないというのは
はっきりつたわってくる。
1時間くらいたったと思う
なんの計画もない車は
人気の全くない小さい海岸にたどり着いた。
あたりはもうすっかり
真っ暗で
月明かりと星が綺麗に見える。
車を止めると彼女は
シートベルトを外して
砂浜に向かって歩いて行く。
海をまえにして止まる彼女を
遠くはなれたところからそっと見守る。
『…スっ…ズッ…』
海の波の音の中から
かすかに聞こえる
すすり泣きの音。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 831人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
struck_luv(プロフ) - 続きいつかみたい(´；ω；｀) (2017年11月13日 22時) (
レス) id: 5985029591 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：き い ろ
| 作成日時：2017年5月9日 21時
