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23 何でも知ってるキミ ページ23

涼「なら、話してみろよ」






『えっ…』









ポツリ呟いた声に本人が返してきた。









『りょ、涼介くん…なんで…ここ?』







涼「お前のことだ。どうせまた、知念のことでうじうじ悩んでんだろ」









そう自信満々に言う涼介くんはホントに昔から変わらない。









私が悩んでいたら直ぐに見つけて、悩んでいることまで当てちゃう。









『…なんで涼介くんには色々バレちゃうかな〜…』









少しの動揺も悟られないように、なるべく平静を装ってみた。









そしたら、それまでずっと立っていた涼介くんは私の隣に座って

さも、当たり前のようにまっすぐ前を見て口を開く。









涼「お前だからだ。」







『え?』









涼「お前だから、俺は考える。」









『…?』









よく意味のわからない言葉に首を傾げる。









涼「知念のことが好きだったお前が、今目の前に知念が現れて、動揺しないはずもない。」









無表情で感情が読めないけど、









それが怖くなかった。

24 どこまでも…→←22 中庭のベンチ



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 知念侑李 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やす | 作成日時:2019年1月18日 21時

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