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「それともう一つ!」
「……」
雪の問答に、光の兄 輝は静かに聞く。
「コウは未熟じゃない。弱っちぃけど立派な祓い屋だよ」
「!…雪さん……」
声が聞こえた方を向くと、驚いたような顔でこちらを見る光がいた。
雪はニコッと笑うと、目の前の敵に目を見やる。
「お兄ちゃんがヒテイしちゃダメじゃん。ちゃんと見てから言ってよ、コウなりにがんばってるんだからさ!」
「__うん、零番の言うことに一理あるね」
「!」
でも……。と呟くと、得物を構えてそれに霊力を纏わした。
「……ッ!?」
「祓い屋を助手にしたって話……。あれは許せないかな」
突然全身に駆け巡る痛みにおもわず膝をつく。
だがそんなことはどうでもいい。
何故目の前のこの人は、光を助手にしたことを知っているのだろうか。
さっきまで話していた自分の話に、そんなことは一言も言っていない。
では何故……。
「……あ、何で僕が助手の話知っているか疑問に思ってる?そんなの簡単だよ、光に七不思議特有の霊力が付いていたからね」
「…?でもケイヤクとかしてないし…」
「っえ!?あれ違うんすか!?」
光の言うあれ。それは初めて出会った時、今日から助手だということになった時に取り出したあの紙のこと。
しかしあれは厳密に言えば、その紙だけに記憶させるだけのもの。
自分には付くだろうが、相手には付かないのだ。
「よく分からないけど、とにかく君にも消えてもらう」
「キケンじゃないって言ったのに…」
「そもそも七不思議は全員危険なんだよ」
言い終わった途端、また刀を霊力で纏わせた。
また来る、と思うも、身体は動かない。
それはそのはず。雪は
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紅藍泉。(プロフ) - 咲楽さん» うわわわ!コメントありがとうございます!更新止めてしまっていて申し訳ございません!しかし書き直しが進んでおらず、更新はまだ先になるかと思われますが僕のペースで書かせて頂きます…!最近原作の方を読み返していないので読んでから書こうと思ってもいまして😅 (2022年1月11日 0時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
咲楽 - 更新待ってます!頑張って下さい! (2022年1月10日 21時) (レス) @page12 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます!あ…受験はすでに終わってます。今高一なので。1の方を書き直していてこっちは手をつけていないんですけどね笑。2も早めに手をつけられるように頑張りマース!かわいいですよねー!!わんこ系かわいぃ…。 (2021年10月6日 21時) (レス) @page12 id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 受験勉強中お疲れ様です!!忙しいなか素晴らしい小説を書いていただきありがとうございます!やっぱり、光くんが可愛んだよなぁー (2021年10月6日 19時) (レス) @page12 id: e8bb8daa61 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - フェアリーさん» ワァァァァ!!!!ですよねですよね!天使ですよね!!リョウカイです( ̄^ ̄ゞ (2021年7月11日 9時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
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