七不思議が零番目＿＿、屋上の"＿＿＿"2【地縛少年花子くん】

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side yuki_





「は?会議…??」

「そっ。やるから行くよ」




会議ってあれじゃん……めんどくさいやつ……。

ムダに長いしよく分からんし……。




「イヤだと思うけど副リーダーでしょ。ゼッタイなの!」

「ヤダー!!つまんないもん!」




いつもいつも行くけども、一度も必要とされたことないのですが……これ如何に。

ヤダヤダと逃げる私を捕まえた花子が、




「今回はねェ……ちょっと最近オカシナことばっかり起きてるから…」

「………怪異達の暴走…?」

「怪異達というかウワサがだね」




なるほどね、なんとなく見えてきた。

これまでの犠牲者である、「ようせいさん」、「ミサキ階段」、「告白の木」。

これらは全てやはり噂の改変によるもの。

だからこのことを突き止めるために会議を開く……って感じかな。




「何故開くのか……分かったデショ?だからゴー!」

「え、ちょっと早…、」




16時からじゃなかったけ?

私の手を引っ張りながら歩き出す花子にそう言おうとした。

でも、んー………まいっか。

早く行って損は無し。







「あ、二人にメモ残しとかなきゃ」

「あー。ソーダネ」




会議に行ってきます、とだけ書いて行こうとしたのだが、花子がその紙になにやら落描きをしてから会議に向かったのだった。








「……余計なこと描いてるかと思った」

「なんで」







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