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42. ページ2

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光が何やら思いつめていると、突如強い風が吹いた。

それが吹くと同時に、何かがフワリと飛んでいきそうになる。




「あ…!」




花子が勢い良く手を伸ばすといきなりだった為、反応に遅れた光が手を離してしまった。




「え…。お、おい!掴まれ!」




咄嗟に手を伸ばすも、届かずに落下していった。

そして下から響く音に、サッと青ざめる。




「っ!コウ!!早く!降りるよ!」

「っあ、はい!」




急ぎ急ぎで階段を降りるも、壁に時々体をぶつける。

急げ、急げと必死に足を動かして外へと出た。



塔から出れば、すぐ近くで花子は横たわっていて、急いで駆け寄った。




「おい!起きろ!」




花子の肩を揺さぶっていると、何か小さく呟いたのが聞こえた。

そしてまた口を開くと、




「びびった!死ぬかと思った!」




そう言いながらガバッと起き上がった。

いきなりのことに、光も雪も、そして何故か白状代も驚いた。

しばらく沈黙が続いたが、はっと気づいた光が口を開く。




「お…お前もう死んでんだろ」

「あ」

「…そーだった」




三人で見つめ合っていると、ふいに笑いが溢れた。







.

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紅藍泉。(プロフ) - 咲楽さん» うわわわ!コメントありがとうございます!更新止めてしまっていて申し訳ございません!しかし書き直しが進んでおらず、更新はまだ先になるかと思われますが僕のペースで書かせて頂きます…!最近原作の方を読み返していないので読んでから書こうと思ってもいまして😅 (2022年1月11日 0時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
咲楽 - 更新待ってます!頑張って下さい! (2022年1月10日 21時) (レス) @page12 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます!あ…受験はすでに終わってます。今高一なので。1の方を書き直していてこっちは手をつけていないんですけどね笑。2も早めに手をつけられるように頑張りマース!かわいいですよねー!!わんこ系かわいぃ…。 (2021年10月6日 21時) (レス) @page12 id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 受験勉強中お疲れ様です!!忙しいなか素晴らしい小説を書いていただきありがとうございます!やっぱり、光くんが可愛んだよなぁー (2021年10月6日 19時) (レス) @page12 id: e8bb8daa61 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - フェアリーさん» ワァァァァ!!!!ですよねですよね!天使ですよね!!リョウカイです( ̄^ ̄ゞ (2021年7月11日 9時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅藍泉 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年7月2日 14時

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