検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:16,767 hit

3 ページ7

side ルフィ_





「___ね、最期にいっこだけ……妹のわがまま聞いてよ。」




おれに寄りかかりながらそう言った。




「わがまま?」

「うん。わがまま…。」




別にいいけど……。



そう言ったら嬉しそうに笑って喜んだ。

「何がいっかな…」ってわくわくしたように考え出す。




「___んー………。あ、思いついた。」

「?なんだ。」

「もっかいぎゅってして!今度はもっと強く。」




"強く"なんて言うAに、全力で否定した。




「ダメだ!!」

「なんで!?」

「だってなんか折れそうなんだよ、今のAの身体……。」




そう言ったら可笑しそうにクスクスって笑った。




「折れないよ。ルフィだし……手加減ちゃんといっつもするじゃない。」

「うー………じゃあ、痛くならない程度な!」

「ふふっ。……うんっ。」




もっかいAをぎゅってすれば、さっきより力が入ってなかった。

ほとんど身体が動かないのか、自分からはあまり動かなくて……。

そしたらまた怖くなってきて……。

ぎゅーって少し強めに抱きしめたら、何故か笑い声が聞こえてきた。




「あははっ。………怖い?私がいなくなるの。」

「……っんなの……。」




当たり前だろ、ばか。



なんか逆にAは冷静になるし。

もっと怖くなってくる。








____終わりは近い。






2→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
設定タグ:ONEPIECE , ルフィ , 死ネタ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅藍泉 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2021年1月18日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。