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side ルフィ_
Aの病気の話は長かった。
けどいつもなら寝てたはずなのに、今回は寝ずに全部聞けた。
｢___その……つまり、その島で特定の果物を誤って口にすると寿命がどんどん削れていく……らしいんだ。｣
｢それが………今のお前の状況……って事か。｣
｢………うん。｣
何個か前の島に降りた時、確かにAが何か飲み込んだって騒いでた。
でも身体に異常はないってチョッパーが言ったから……。
｢……側にいたのに気づけなかった。｣
｢!ルフィのせいじゃないよ?飲み込んだ私が悪いし……。｣
自業自得だよ……。
へらりと笑って自分せいだって言うA。
そんなAを見てるとまた思う……。
なんでAなんだよ……。
｢………Aがいなきゃ、つまんなくなるだろ…。｣
｢………。｣
｢Aもいて!!麦わらの一味だろ!!?｣
｢………ル…フィ……。｣
十人で麦わらの一味なのに……。
なのにいなくなるとか……。
｢一人欠けたら麦わらの一味じゃねェよ!!!!｣
いなくなってほしくない。
ずっと、ずっと!
｢お前がいなきゃ………海賊王なんて、なれねェよ……。｣
｢……っ!!｣
ずっと____側にいてほしい。
｢……っうん。そうだよ……っね!ルフィ、泣き虫だもん……。｣
強いくせに泣き虫だから……私がいなくなったら泣いちゃって、なれっこないよね……。
にへって力無く笑って……。
でも、泣いてて……。
でも____キレイに笑ってて………。
ホントにAは死んじゃうんだって目の当たりにすると、もっと涙がドバッて出てきた……。
｢A……っ!!頼むから………ずーっと側にいてくれよ……。｣
｢………私だって!できる事ならそうしたかったよ……っ!!｣
ぎゅってAを抱きしめたら、少し力入れただけで折れそうなくらい細くって……、
ホントに現実なんだって思い知らされた。
。
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