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五 ページ5
｢私の名前は霧雨 魔理沙!!普通の魔法使いだ。｣
｢魔法…使い…。私はAです。｣
この人、もとい魔理沙さんは魔法使いだと言う。
本当にいろんなのがいるのか…。
｢外からっつーと普通の人間か?｣
｢それ以外に何が?｣
｢あんたなんかピリピリしてない?｣
人間以外に何がある。
＿＿＿
｢うーーん!さて、そろそろご飯にするわよ。｣
魔理沙さんが帰って数時間。
辺りはもう暗い。
｢毎日今日みたいに過ごしているんですか。｣
｢?何よ突然。｣
｢いや……別に…。｣
怪訝そうに見てくる。
まあそりゃそうか…。脈絡もなく言い出すんだもん。
｢………そうよ。一日一回幻想郷中を見回りして、お客という名の知り合いが来て……毎日そんなもんよ。｣
食事の用意をしつつ、答えてくれた。
変わり映えしない毎日………か。
｢あんたは?｣
｢えっ。｣
｢あんたもそんな感じ?｣
記憶を巡らせてみるが、確かに変わらない毎日だった。
強いて言うならば………家族の葬式時くらい。
｢まあ………そうですね。｣
ちょっとした事を省けば大体はそんな感じだ。
｢ふーん。｣
何だか興味なさげ。
まあそりゃそうか…。
。
《彼女は何故幻想郷に招かれたのか。》
。
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