麦わらの一味のヴァンパイア【ONE PIECE】 (ページ3)

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｢____なーにしてるの?｣

｢A!｣

起きて一時間も経てば、さすがに目は覚めたのか、芝生の生える甲板で遊ぶおこちゃま組のところへ混ざりに行った。

キャイキャイ騒ぐ四人を遠目で見守るのは、先程Aの頬で遊んでいた女性陣。

｢ハァ……私にもあんな笑顔見せてくれないかしら…。｣

｢フフっ。きっと無理ね。｣

年相応……いや、外見相応の笑顔は、男船員(クルー)達にしか向けられない。

その理由は、二人は知っていた。

だからこそ………こちらにも向けて欲しい。

｢………私たちがあんな事するわけないじゃない。｣

哀しそうな顔で彼女を見つめるナミは、明らかに仲間として、妹として見ている顔だった。

そんなナミの心境を察したのか、ロビンも彼女へ目を向けた。

無邪気な笑顔で、何やら話しているようだった。

あんな笑顔(・・・・・)は…………こっちになんてくれやしない。

｢仕方ないわよ…。あの子が心を開いてくれるまで、気長に待ちましょう…?｣

いつか、彼女の氷が溶ける時に____。

。