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Thought 15. ページ15
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しかし、目を凝らして見てみれば、魚人島の者達はあまり歓迎ムードでは無い。
よく考えてみれば、人魚誘拐の容疑がかけられていたと、彼女は今更になって思い出した。
「皆様に見つかってはいけないわ！メガロ、もう少しお口を閉じて」
「んん！！？ちょっと、下に降りるぞ！！」
嘔吐くメガロに同情しながらも、彼女は下の様子を見るべくルフィに続いて下へと降りる。
「ハチー！！やっぱりお前か！！！どうしたんだそのケガ！！誰にやられた！！？」
「───それが、教えてくれねェんだよ！俺達に、島を出ろの一点張りで⋯」
怪我を負っているハチは、チョッパーの処置の上からでも重傷なのが分かる。
周囲のざわめきも気にならない程に、彼等はこの現状に動揺していた。
『一先ず傷を治さないと⋯！』
「ニュ〜⋯それは良い⋯そんな事より⋯」
彼が言いかけた時、遂にメガロが限界を迎えたのだ。
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作者名：澪 | 作成日時：2019年8月16日 18時
