Cast a spell ＊ 7【ONE PIECE】 (ページ11)

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Thought 11. ページ11

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「ちょっとちょっとルフィさんっ！！！」

「おい待てメガロ〜〜〜〜！！！どこへ行くのだ〜〜〜〜〜！！！」

辛そうに涙を流すメガロを見ながら、彼女は状況を整理していた。

“どうしてお姫様が⋯”

彼女の思考を遮ったのは、そのお姫様の強い思念だ。

「“お父様お兄様⋯⋯！！お城の皆様、お許しくださいませ⋯！！

無断で外出致します！！お夕食までには帰りますっ！！”」

「いくぞ散歩〜〜〜！！」

大体の状況は把握したが、彼女はどうするべきか迷っていた。この場に残るか、彼等を追うか⋯

「何だと言うのだメガロ！！“硬殻塔”の扉を開け放って行くとは、姫に何かあったら⋯⋯」

『ねぇ大臣さん』

「なんだ！！」

彼等の背を見つめながら、彼女は大臣にその判断を委ねることにした。

『お姫様の安全か、この海賊達⋯どっちが先？』

「姫に決まっとるだろ！！ガイコツ急げ、姫の安全確認を！！」

迷い無く答えた大臣の言葉を聞いて、彼女は笑顔で海へと飛び出して行く。

『なら⋯お城の事は任せるわね、ブルック』

「え⋯！ちょ、ちょっとアリアさん！？」

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