Cast a spell ＊ 5【ONE PIECE】 (ページ33)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:114,567 hit

Restart 33. ページ33

＊

しかし、“塩分濃度”の意味が分からなかったルフィは、軽く笑いながら彼女の隣に並んで海を眺めた。

「───昔よく遊んだな⋯“エンブンノード”で」

『⋯分からなかったのね』

すると、先程まで中心で話を聞いていたゾロも、彼女の隣にやって来て海を眺める。

「おれはいつか欲しいと思ってる⋯“炎分ソード”」

『⋯だから、塩分濃度よ』

そんな2人をアリアに任せて、未だ興味津々のウソップとチョッパーに向き直るナミ。

「アリア、お前はどこまで飛ばされてたんだ？」

『私は⋯“ヨルノトウ”って言う夜しか無い島よ』

難しい話に飽きたのか、ルフィは彼女の飛ばされた島に興味津々だ。

「ずっと夜ってことは、いつ起きるんだ？」

『魔法を使えば、ずっと夜でも朝が来たことくらい分かるのよ』

魔法を使えるアリアやユオにとって、現在の時刻を知ることなど、造作も無いことだ。

「「魔法ってすげェな〜〜」」

結局彼等には、難しくてあまり分からなかったようだ。

＊