Cast a spell ＊ 5【ONE PIECE】 (ページ25)

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Restart 25. ページ25

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「全員に、おれから話しておかなきゃならねェ事がある」

そんな言葉に、“ロボの秘密”かと目を輝かせるルフィ達だが、残念ながら少し違う。

「本当は海底への案内を買って出てくれたハチだが───あいつはシャボンディ諸島で大ケガを負い、“魚人島”で今療養中って話だ⋯！！理由は、デュバルと同じ⋯！！島に残されたサウザント・サニー号を守る為の負傷だ⋯
1年程前⋯サニー号の存在は海軍にバレ、激しい戦いになり、二人はそこでリタイアした」

となると、残りの空白の1年⋯こうして船を無事に守ってくれた人物がいると言うことだ。

「え！？───じゃあ、そこから今日まで船が無事だったのは？」

「戦士が“もう1人”いたからだ⋯」

その戦士に、彼女は心当たりがあった。

『バーソロミュー・くま⋯』

「その通り⋯2年前おれ達を散り散りにすっ飛ばした張本人だ。
数日前⋯おれがサニー号に辿り着いた時ァ⋯⋯目を疑った⋯！！」

彼が船を守った⋯その真意は、もう正すことも出来ない。
彼は既に、サイボーグ化され“意思のない人間兵器”となってしまった。
しかし、あの場から一味を逃がし、力をつける為の2年を与えたのは紛れもなく彼だ。
結果的に、バーソロミュー・くまは⋯麦わらの一味の“大恩人”となった。

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