キムミンギュの憂鬱 (ページ9)

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『お、おじゃま、します…』

本当に俺らの宿舎に来てしまった。Aちゃんがいま俺たちの家に…ヤバイ、どうしようこっちが緊張するんだけど。

『適当に座って～』なんて平常心装うウリリーダーも耳は真っ赤だしタレ目が更にたれてこぼれ落ちそう。これは本気で気に入ったな、手強い。

『ねぇねぇAちゃんのチングは誰ペンなの～？』なんてフレンドリーに話しかけるスニョニヒョンはどこでそんな女の子に話しかける技覚えたわけ…

『えっと…確かドギョムさん…？』と首を傾げるAちゃん。もう、いちいちあざとい見てて疲れる。

素直に喜ぶドギョミ可愛いな…じゃなくて。俺が知りたいのはそんなことじゃない。

『俺、Aちゃんのこと知りたいんだけど』

…ヤベーーーー声に出てたーーーー俺のこと苦手とかさっき言われてしょげてたのに何故だよキムミンギュ。どれだけAちゃんに本気モードなんだ。

『えっわたしのこと…？』
そうです君のことです、その念を込めながら必死にうなずく。こうなったらどうにでもなれ。

『そうそう！俺ら友達よりAちゃんのこと知りたいって思ってた』

すかさず間に入るジョンハニヒョン。もしかして、まさかのまさかジョンハニヒョンもそっちの気があったりすんの…？

みんなの顔が"知りたい"すぎて少し笑えてきたけど、俺だって知りたいし負けてられない。

こうしてAちゃんの質問タイムが始まった。

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