キムミンギュの憂鬱 (ページ34)

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Aちゃんにキスした
俺らの前でジスヒョンがAちゃんにキスした

『ヤー、お前何してくれてんだよ』
さすがのジョンハニヒョンも気が動転している

俺はもう放心状態で、その場から動けない
Aちゃんは口元を隠し赤面

『何って、キス？あまりにもAちゃんに隙があるから、この方法なら理解してもらえると思って』

それ以外にもあるだろう、俺らがあまりにも行動しないからきっとジスヒョンはしびれを切らしている

『まぁ、僕もAちゃんのこと好きだしね。ライバル一人増えちゃったね？』

前言撤回…微笑む姿はまさに悪魔だ

『とにかく、Aちゃん。僕、Aちゃんのことが本気で好きになっちゃったみたい。責任とってよ』

普段紳士なジスヒョンがこんなことを言うなんて、本気で落としにかかっている証拠だ

『え、せ、せきにんって…』

いまだに状況つかめてないAちゃん
でもこの件、今後もAちゃんの脳裏に
深く刻まれることになるだろうな

『言わせておけば。俺も黙ってらんねー。A、俺お前のこと好きなんだわ。覚悟しとけよ、絶対に惚れさすから』

ジスヒョンに感化されてかさっきまで冷戦だと思っていた案件がまさかの裏切り行為…

こんな中でも俺は軽々と告白ができない
それほどまでにAちゃんを大切に想っている

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