キムミンギュの憂鬱 (ページ25)

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『ちょっと外の空気吸おうかなと思って出てきたら隣にいるんだもん、びっくりしちゃった』なんて言いながら微笑むAちゃん。天使かよ。

『俺もなかなか寝れなくて…明日が楽しみすぎるのかな、子どもみたいだね俺。笑』

言って気付いた。ハッとした。何を言っているんだ、恥ずかし過ぎて直視できない。

『…わたしもそうなのかな、ソワソワしちゃって。ミンギュくんも同じだったんだね、よかった』

…え？予想外の答え。これ、期待しちゃうじゃん。

『風邪、引かないように気を付けてね。ミンギュくんと会えて嬉しかったよ。また、明日ね』

軽く会釈をして別れるAちゃん。
どこまであの子は俺のツボをおさえてくるんだ。

Aちゃんが同じ気持ちだった。楽しみにしてくれている。よかった、嫌がられてなかった。それに会えて嬉しかったなんて。出会った頃に比べれば今との態度は雲泥の差だ。

キムミンギュ、明日は勝負の日だ。Aちゃんの時間をもらったんだ、最高にかっこいい男でいたい。自分自身にエールを送る。

どうか、明日という１日が幸せでありますように。

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