キムミンギュの憂鬱 (ページ15)

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天使が微笑んだ…今ここにいるメンバーが全員思ったこと。ドクドク、と鼓動が早くなる。なにこれ、俺初恋してるみたい。

『ほらー、Aちゃんもそう言ってるし早く行こうよヒョンたち！』と言いながら手招きするスニョニヒョン。もう少し遠慮というものを覚えてくれ。

『…ふふ、ホシくん、面白いね』

…え、こういうのアリなの、好きなの。こんな一言にさえ振り回されているのに追い打ちをかけるようにスニョニヒョンはやらかしてくれた。

『笑ってるAちゃん可愛いんですけど！』と言いながら頭を撫でた。キムミンギュ、心肺停止。

『スニョニ後で俺の部屋にご招待な』と目がマジになりながら微笑むジョンハニヒョン。『やー俺だって撫でさせろよ～』と完全に兄目線なスンチョリヒョン。それを見ながら微笑むジスヒョン。スニョニヒョンは『え、俺なんかした？！』…なんかしたよパボヒョン！！俺だって触りたい…

ジフニヒョンは隣でただぼーっと見てるだけ。ヒョンは正直なんでここに来ようと思ったのか不思議。

俺はというとさすがにヒョンたちに平手打ちするわけにはいかず、盛大なハートクラッシュを受けてただ立ち尽くしていた。

『ミンギュくん、来ないの…？』と、Aちゃんが心配そうな顔をして声をかけてきた。キムミンギュ、完全復活。

『お邪魔します…！』ちょっと力んだけど、やっとAちゃんの近くにいける、そう思うと心が晴れやかになり先ほどのスニョニヒョン事件は水に流すことができた。まぁ、忘れませんけど。

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