【刀剣乱舞】消えた本丸と私の恋刀を探して～2nd～ (ページ4)

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天音side

あぁ、思い出した。私が鶴の神気を持っていた理由ってこれだったんだ。ずっと何かがすっぽり抜け落ちている感覚だった。今までずっと鶴は、記憶を忘れた私をずっと守ってくれてたんだ…。私の黒い霊力は今では鶴の純白の神気へと変わった。もう私の霊力はアイツらじゃなくて、鶴と共存してる。事実上、鶴なしでは私は生きていけない…。

天音「鶴、ありがとう。ずっと、守っていてくれたんだね…」

鶴丸「主…」

揚羽「そんな奴と絆を深めて何になるの？アンタは所詮、私達の道具なのに…」

天音「やっぱり貴女は、そのようにしか考えていなかったのですね」

揚羽「気が変わったわ。貴女みたいな出来損ないはいらない。ここで、消してあげる」

お母様が手をかざすと黒い刀が数振り現れ、時間遡行軍が現れた。

揚羽「行け……」

遡行軍はお母様の合図を元に次々に私のところへ向かってくる…。すると鶴が私の前に立ち私を庇おうとする。でも、1対6は部が悪い。

加州「加勢するよ」

鶴丸「あぁ、助かる」

薊side

和泉守「A…」

「わかってるよ…」

桐乃「お久しぶりね2人とも」

和泉守「なんで、てめぇがここにいる」

桐乃「そんなことより私と遊びましょうよ」

「コイツ、前に会った時よりも霊力が…」

和泉守「チッ…今度は遡行軍かよ。面倒なことになったぜ」

桐乃「ほら、遊びましょ」

私たちに遡行軍を差し向けてくる彼女…絶対に許さない…1度ならず2度までも…

「行くよ。兼定！！」

和泉守「わかってらぁああああ！！！」

数体を倒した後、彼女はけたけたと笑いながら…

桐乃「あーあ、怒っちゃったみたいね。もう貴女の本丸火の海なんじゃない？」

「アンタねぇ！！」

和泉守「主、下がってろ。アンタはオレが今ここで殺してやるよ。主…」

「わかった。和泉守兼定に命ず！！目の前の処罰対象を惨殺せよ！！」

和泉守「あぁ、いくぜぇ！！」

「ごめんね…兼定…」

呟いた声は兼定には届いていなかった。