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橙:相談 ページ36
「はぁ……」
とぼとぼと、街灯のない道を歩く。(夕方ですけどね。)
今日は、いい事なしだ。
「山上ろうと思ったら靴のそこ抜けるし、修復して昇のぼっても崖から落ちかけるし、川に落ちるし、山登りきったと思ったら雨降ってくるし、
あぁ、もう！ねぇ！どう思う！！！ｱｷﾄ!」
手に持っているクマの人形に声をかけるも返事はなく。(当たり前。)
母親に相手をされず、父親に暴力をふられてた私にはｱｷﾄが1番の救いだった。
ｱｷﾄだけが、私の友達であり家族であった。
「……ちょっとくらい、反応してくれたらいいのに。」
気持ちが弱りすぎたせいか起こりもしない事を言い始めた私。もう、こうなると止まらない。
「私ってやっぱりいらないのかな。」
そう言って、自分で、ｱｷﾄの手を……って
「あれ？」
ｱｷﾄは？
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作者名：青いうるふ | 作成日時：2020年5月2日 18時
