紫:痛 ページ34
?「なあ!お前昨日投げたやろ!」
「投げたけど何。」
?「何ちゃうで。ほら、ここ。ここ見てみぃ。あざなってんで!」
「ふーん。」
?「えっ!ふーんって何!?酷ない?自分……」
「カバン、クッションになったやろ」
?「なってへんよぉ……」
「いや、まあ、それよりさ……
あんた誰。」
朝から誰かわからん背の高い男の人に弾丸のように喋られて、反射的にめっちゃ返してたけどさ、
まじ、誰。(言い返してたのは関西の血が騒ぐから)
タカヒロ「俺?俺タカヒロって言うんやでぇー」
「うん。……で?」
タカヒロ「で?って……ん?」
「いや、なんで私の部屋にいるんだよ。そもそも。」
タカヒロ「ほ?なんでって……自分連れて帰って来たやん。覚えてないん?」
……覚えてないね。男の人を連れて帰ってきた覚えは全く。
タカヒロ「あ、昨日俺この姿じゃないで。」
ん?それは、どういう……
タカヒロ「昨日人形やってんで?」
は!?は、は?ど、どーいう……
タカヒロ「いや、どーいうって…って自分喋れや!笑俺の独り言になってんで!」
「だって話進むんだもん。」
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作者名:青いうるふ | 作成日時:2020年5月2日 18時