人見知りと熱 ページ29
迅「はい。ついたよ。」
そう言うとこーじは目が取れるのではって言うぐらい目を見開いて
向「ここかいな……でっかいなぁ……」
迅「そうかな?あ、はい。ここで靴脱いで、ここの棚に置くんだけど……何色がいい?って言っても3色しかないけど。」
向「あ、オレンジがええわ。ここに置けばいいんやな?」
迅「そうそう。他の色の棚は他の人の靴が入るから、置かないようにね。」
説明してると、
舘「あ、迅。佐久間が……ってその子どうしたの。」
と言われさぁ、紹介しようではないか!と思って振り向くと。
迅「え、ちょ、こーじ何してんの。」
本当に人見知りだったらしく、カバンを顔の横に持ってきて縮こまっていた。まるでダンゴムシ……
迅「あ、何かね、アパート追い出されてたから連れてきた。」
と言うと舘さんはこーじの横にしゃがみ、
舘「へぇ。君、お腹は?」
そう舘さんが聞くと、
向「あ、空いてます……あと、俺向井康二って言います……」
お!?人見知り発動してない?
舘「康二ね。了解。俺、宮舘涼太です。呼び方はなんでも」
向「……だて。」
舘「だてって呼ばれたのは初めてかも笑」
あ……打ち解けたっぽい?良かった良かったー
そう思いながらニコニコしてたが、
迅「あ、そういや、舘さんなんて言おうとしてたの?」
そう聞くなり舘さんは思い出したように、
舘「佐久間が熱出した。」
熱出した……
迅「って、え、ええええええ!?」
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作者名:青いうるふ | 作成日時:2020年2月23日 3時