俺が管理者 (ページ46)

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君の帰るところページ46

深澤side

阿「ねえ。迅。さっきの態度はないでしょ。」

岩「ちょっと酷すぎる。」

迅「……(ｽｯ)」

2人に言われて図星だったのか、顔をしかめながら、持っていた手紙を俺らに見せた。

【拾ってやってください。

こんな出来損ない、育てても仕方ありませんけど

名前はラウールです。自分達と国籍が一緒なのが嫌なので外国人風の名前にしました。言葉もほぼ英語だと思います。

そして、二度と戻ってくんな。】

グシャッ……

照が手紙を握りつぶす。

それを、阿部ちゃんが…シュレッダーに。

そして、迅が燃えるゴミのゴミ箱に捨て、口を縛ってって……

深「まてまてまて。照、阿部ちゃん、迅落ち着け。まだゴミ収集車来ないから。」

こんな時でも、冷静な俺。

褒めて欲しいよ。

だって、あの、舘さんでさえ、野菜1個1個着る時の包丁の音……怖いよ？？？

深「とりあえず、あの子はここで引き取ることにしてもOK？迅。」

迅「当たり前だよ。誰が追い出すか。」

かちゃっ……

目「あの……風呂から上がりました…」

ラ「……」

迅「あ、これ着なよ。あと、さっきは乱暴に連れ出してごめん。」

ラ「あっ！大丈夫です大丈夫です！頭upしてください…」

迅「頭upは初めて聞いたぞ。」

ラ「やっぱりもう1回downしてください…」

はぁっ！？といいながら素直に従う迅

全-迅「ﾌﾞﾌｯ……笑」

迅「え、ちょっとまって！お前ら笑うのわかるけど、ラウールなんで笑うんだよ！」

全員が大爆笑の中、ラウールは、

ラ「…ラウール？僕のnameですか？」

目黒のうしろに隠れながらも迅と話す。

迅「そそ。嫌だったら変えるけど。」

迅がそう言うと、フルフルと首を振って

ラ「いえ、大丈夫です…」

小さい声でそう返事した。

そう言って少し考えてから

ラ「あの、僕はこれから、ここのHouseにただいまって言ってもいいんですか？」

そんなの当たり前じゃん…

ねえ。迅。

家族だもんね？

迅「そりゃあ、もちろん！」

そう言うとラウールはにぱっと笑ってこう言った。

ラ「ただいま！」

それに俺らは全力で答えた。

全-ラ「おかえり！」

これからはお前も家族だよ。

……迅も、1人じゃないんだよ。

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あれ、何故舘さんしか知らない迅の過去を知ってる(？)方がいるのでしょう。

まあ、後に分かります。