あの人たちの未来は・・・。【中1恋愛物語】 (ページ46)

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両片想い14 ページ46

ー壹ー

壹「...は？」

心「なに..あれ...」

俺らが見たところ

それは...

小恋と剣くんがキスしてるところ。

壹「なに、やってんだよ...」

俺も心さんも混乱してて、

この気持ちをどうすればいいのかわからない状態だった。

心「壹くん...一回席、戻ろ？」

壹「そう..っすね。」

流れてきそうな涙も

どうしてだ。という疑問も

なんでこんなことしてんだ。って怒りも

一旦全てんおさえて、

席へ戻った。

心「あんなのさ、ひどすぎるよね...」

ボソッと呟いた一言。

耳を傾ける。

心「私たちさ、今日久しぶりのデートなの。

服とかいろんなところ行って選んでさ、

どこいこうかとかスゴい悩んだ。

剣くんと楽しみたかったから。

それなのにさ、あんなとこ、見せられる、ってさ、ｸﾞｽｯ、

ヒドいよ...」

少しずつ涙をこぼした心さん。

壹「これ、使って？」

一応持ってきてたハンカチを心さんに渡す。

心「あり、ﾋｯｸ、がとう。」

壹「俺もさ、子供達いるからなかなかデートできなくて、

やっと入った休みで久しぶりにデートって感じなのに...

なのに、

あんなことやられたら、

どうすりゃいいかわかんねーよ...」

そう呟いてみる。

余計悲しくなってきた...

小恋。俺はお前を少し見損なった。

だったら、俺がなにしても、いいよな...

壹「ねぇ、心さん。」

心「なに？ｯｽ..壹くん。」

壹「俺らでさ、浮気、しませんか...？」

お前がその気なら、

俺だって...