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ES「これ、担任の先生に持ってくんだよね？」
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貴「え、...あ、うん」
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なんださっきの話聞いてたのか
周りを見ると、ウンサンくんを取り囲んでた女子達は帰り始めていて
私たちは重い資料を持ち、薄暗い廊下を歩き出した
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ES「あのさ、Aさんて、ドンピョの幼なじみなんでしょ？」
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最後の資料達を運んでいる時、ウンサンくんがそう聞いてきた
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ES「あ、ドンピョからよく聞いてるから...」
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ドンピョが？
変なこと言ってないだろうな？
ウンサンくんドンピョと結構仲良いのかな
同じ部活だし、花のなんとかだし
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貴「ドンピョと結構仲良いんだね」
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そう言い、隣で歩くウンサンくんを見る
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ES「うん！ふふ笑」
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私がそう聞くと、ウンサンくんは嬉しそうに笑った
うわ、可愛い
笑うとめっちゃ可愛いのなこの人
優しい笑顔につられて、私も笑った
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先生「お疲れ様〜 ありがとね笑」
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資料を運び終わり、図書館に戻ると、もう時計は6時半頃を指していた
荷物をまとめて、ウンサンくんと図書館を出る
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ES「だいぶ遅くなっちゃったね、早く帰りたかったのに、ごめんね？」
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え
バレてた？
てか、なんでウンサンくんが謝るの
大丈夫だよと首を横に振る
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ES「Aさん、外暗いし途中まで送ってくよ」
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貴「?!...まだ7時前だし大丈夫だよ!」
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ウンサンくんは私が早く帰れなかったのを申し訳なく感じたのか、送ってくれると言ってくれた
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貴「私が早く帰りたかったこと全然気にしなくていいから」
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ES「そうじゃなくて...危ないし... ！」
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そう言って、心配してくれる
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作者名：わとそん | 作成日時：2020年4月10日 19時
