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元から鉢植えとか花とかたくさんあったもんな。
このうちで暮らしてんならそれほど珍しくはないのか、
双子は活けられた桜には見向きもしなかった。
「ちょっ…待って待って、
パパまだ食べてんだってば！」
かわりに遊び相手に選ばれたのが相葉さんで、
抱っこをせがまれおんぶもさせられ、
「ちょちょちょ、ちょい待ち！
あっちのおじさんにしなよ、ね？ ほら」
「誰がおじさんだっての」
お前のが年上だろうがよ。
しかも客でしょこっち、今日は。
「…まいっか！じゃあほら、遊ぼ♪」
切り替え早ぇな。
どっちが子どもだか分かんないような顔して、
もう一緒に転げまわって笑ってる。
久々見たなああいう…
子ども用の室内滑り台みたいなのとか。
「あれも花見ってのかね」
こっちから見ると、
桜を借景に相葉さんと子どもが遊んでるわけだけど、
「全然桜見てませんよね」
麗ちゃんがおかしそうに笑って、
新しいグラスにワインをついでくれた。
「あーダメもう無理ー」
ひとしきり遊ぶと、
相葉さんがゴロンと床に仰向けになって寝転んだ。
双子も一緒になってコロコロ並んで転がったと思ったら、
「…え、ウソでしょ？」
俺がそのままちょっと喋ってる間に、
３人揃って寝息が聞こえてきた。
桜の下で大の字って、
ダイナミックつうか贅沢というか。
「まぁくん」
麗ちゃんが近寄ってそっと声かけたけど全然で、
「どうすんの？」
「そうですねぇ…」
すぐ起きると思いますしって言って、
麗ちゃんは３人にそっと毛布をかけて戻ってきた。
まぁ床っちゃ床だけど敷物の上だしな。
「なんかすみません色々」
「いいって。そのかわりもうちょい飲ましてね」
「はい(笑)」
「あっじゃあさ。移動しよ、移動」
このままここで喋ってるより、
あっちのカウンターのとこに行った方がさ？
声もそんなに聞こえないだろうし。
「なにかお作りしましょうか？」
「んー…そだね。
じゃあお願いしよっかな」
「リクエスト、ありますか？」
「ん？ ああ。
じゃあね、静かーに作れるやつ」
麗ちゃんは目をパチパチさせて、
それからおかしそうに小さく笑うと、
「かしこまりました」
酒がたくさん並んでる棚のところに行って、
いくつか手早くボトルを選んだ。
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薫子(プロフ) - さやさん» 今回も見守ってくれてありがとう！真打ちホントどうしようかと思った…お題に沿って頑張ってみたつもりだけどご満足いただけたかしら？真っ黒宮こっそりUPしてあるのでまたぜひ♪ (2018年7月14日 9時) (
レス) id: aa5d845008 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 完投お疲れ様でした！漸く真打ちも動いてくれて無事完了だね！どのターンも薫子様ならではの描写で楽しませて頂きました。黒宮首を長くしてお待ちしてます(ノ´∀｀*) (2018年7月13日 20時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
薫子(プロフ) - さやさん» こちらではお久しぶり！覗きに来てくれてありがとー♪時期が時期だから毎日は無理かもしれないｗｗ いただいたネタを元に進めてみるつもりだけどどうなることやら(安定の見切り発車)…応援またしばらくよろしくです！ (2018年3月26日 9時) (レス) id: bb4ba45953 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新があると、やっぱり嬉しい！ので、毎日(←ﾌﾟﾚｯｼｬｰw)楽しみにしています。【season】ってタイトルだけで、泣かされそうです。 (2018年3月26日 7時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 薫子様〜(;´Д⊂)ﾋｯｿﾘお邪魔していたけれど、出てきちゃいました！懐かし〜い！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡怪しい記憶だけど、カウンターとホーローのお鍋とスープを思い出す…(当たってますように☆)相葉氏より翔さんの事情知ってるかもよwって訳分かんない優越感！ (2018年3月26日 7時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2018年3月24日 17時
