３１★ペンケース ページ2
「Aさんごめん、もう俺行かなきゃ」
『ああ、はい』
そんなに無理して電話してこなくて大丈夫ですよって、
Aさんが小さく笑ってる。
けどそんなのこそ無理に決まってんじゃん。
今すぐにでもAさんのそばに飛んで帰りたいのに。
「安静にして、なにかあったらすぐ連絡してね？」
『はい』
「絶対だよ、約束ね」
じゃあまたねって、
電話を切りながらドアを勢いよく開けたら、
「うわっ！」
すぐそこに松潤がいてびっくりした。
「ごめん！ドア当たんなかった？」
「…平気」
松潤はなぜか気まずそうに目をそらして、
俺の左手を見て「あ」って顔になった。
「…それ、俺の」
「ああ、だよね？」
中に落ちてたよって言いながら、
持ってたペンケースをハイって手渡したら、
松潤はサンキュって小さく呟いて、
「車。もう出るのにってマネさん探してたよ」
そう口早に言うと、
俺が返事をするより早く階段を駆け下りてった。
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薫子(プロフ) - さやさん» いつも愛のあるコメントありがとうございます(^^) 今回も無事完結できてホッ。気づけばこんなに長く続いてて私自身もびっくりだけど、これも読んで下さる方々のおかげ！これからもよろしくお願い致します(o^^o) (2017年12月29日 16時) (
レス) id: aa5d845008 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 薫子様、お疲れ様でした！素敵なお話をいつもありがとうございます。色んな感情にさせて頂き沢山の種類の涙を流せました！涙活ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ！長年に渡りの超大作本当にお疲れ様ですm(__)m (2017年12月29日 12時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2017年12月23日 10時
