チャラい人は苦手です (紫) (ページ3)

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｢おはよう！｣

｢おはよう｣

最近大学では学年が上がりゼミで新しい友達が出来た

｢A〜〜！課題見せて！｣

｢ん〜、いいよ(笑)｣

｢流石！ジュース奢る！｣

｢ありがとね、｣

この子は、渡辺あかり

私は経済学部で、彼女は経営学部なんだ

必須科目はだいたい一緒だから課題の助け合いをしてる(ほぼあかりを助けているのだけど(笑))

｢そういやお兄ちゃんがさ、Aに合ってなんのスキンケア使ってるのか教えて欲しい！って言われたからまた会ってやって？｣

｢え、そうなの？私も翔太さん面白いから会いたいな｣

｢そーゆーこと言うのお兄ちゃん自惚れちゃうから絶対本人の前で言わないでよ！？｣

｢言わないよ(笑)また美容の話したいなあ｣

｢ならまたご飯行こ！｣

あかりのお兄さんの翔太さんは、この前偶然ご飯食べてる時に会って一緒にご飯食べた仲なのだ

凄くかっこよくて優しいお兄さんっていうイメージ

どっかのチャラい人とは違って素敵な人である

…そう言えば同い年だったな

｢でも、お兄ちゃんってチャラいよね｣

｢ん？そうかな｣

｢そうでしょ！あんなピアスに、ネックレスに、チャラい奴いないでしょ！｣

｢そういや、A、チャラい人苦手なのにお兄ちゃんは大丈夫なの？｣

｢ん〜、翔太さんをチャラいと思ったことないもん｣

｢え〜〜分かんない、けどアホなのは確かだね！｣

｢やめたげなさい(笑)｣

妹独特の兄を下げる感じが、一人っ子の私にとって羨ましかったりする