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ポンポンとされた頭を上げると、田中さんはやっぱり笑っていてどこまでも優しいんだなと思ってしまった




私を少しでも嫌な気持ちにさせないように

私は田中さんのそういう所を尊敬してる





「まあ、振られるってことは分かってたよ」


「けど気持ちは伝えなきゃダメじゃん?」


「付き合えなくても気持ちを伝える主義だから」






そう笑って言う田中さんの言葉で、涙が出てくる



「え!?ごめん!?俺は大丈夫だからね!?
気にしないでよ!?」


「いやっ、田中さんどこまで優しいんだろうなあって
田中さんって世界一優しいと思ってます」


「それは好きな子に言われて嬉しいやつだわ」



そう田中さんは珍しく照れながら言って残ったビールを飲み干した














「お疲れ様、今日はありがとうね」


「こちらこそ、急に誘ったのに来てくださってありがとうございましたっ」


「明日も頑張ろうな〜」


「はい!」







田中さんの誘いで車で家まで送って貰うことにした




たわいも無いいつも通りの仕事の話をしていたら、家までの距離なんてあっという間で気づいたら家に着いていた




出ようとしてシートベルトを外している時に



「A」


と田中さんに呼ばれて振り向く








そのタイミングでほんとに軽く触れるだけのキスをされた


頭が真っ白になって思考が停止してしまった







でも、田中さんの声で我に返る




「ごめん、これで諦めるから、一回だけでいいから許して?」


「あっ、、、は、い、、、」





少し弱った田中さんを見るのは初めてでどうしたらいいのかも分からない


どこか自分までもが泣きそうになっている



でも、気持ちはやっぱり嬉しかった





「田中さん、気持ちはとても嬉しいです」

「私の尊敬する人が私のことを好きなんて、、、」

「これからもいっぱい迷惑かけると思いますけど」

「私の先輩は田中さんしかいないので」

「これからもずっとよろしくお願いしますっ!」






今思ってることをたくさん伝えた



田中さんは私の言葉を受け止めたのか笑って





「そうだな!お前の先輩は俺しかいないもんな!」
こちらこそあと何年か分かんねぇけど、よろしくな」





と、私に手を差し出した




そして、私もそれに応えた

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有念 大李(プロフ) - Yumeさん» コメントありがとうございます!そんなこと言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2020年4月30日 23時) (レス) id: 35846aa4f3 (このIDを非表示/違反報告)
Yume(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!佐久間君が好きなので、これからの展開とても気になるます!!お体に気をつけて頑張ってください(^^) (2020年4月30日 14時) (レス) id: 1b653ae799 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有念 大李 | 作成日時:2020年4月26日 0時

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