一目惚れ (ページ21)

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21話ページ21

貴方side

勇気を振り絞ってご飯を誘えたおかげで

ファミレスで2人きりで夜ご飯。

緊張しすぎてほぼ何も覚えてない。

ただ、、、

「メニュー見てるAちゃんが可愛くて」って、、

それって女の子皆に言ってる事ですか？

私なんかを特別に見てくれてるわけ無いよね笑

織「またなんか難しい顔してやんのー」

貴「織山くん」

織「え？何？深田とまたなんかあった？笑」

最近席替えをして席が離れてしまったので

話すタイミングがなくなってた織山くん。

貴「言えるわけないでしょ」

織「あー酷い酷い。そろそろ打ち解けてくれたかなって思ったのに」

何故かプンプン怒ってる織山くん。

私はそれどころでは無い。

初めましてから始まった竜生くん。

それが文化祭で一緒に買い出しして

テストで一緒に勉強して

2人で夜ご飯まで食べれるようになった。

でも竜生くんにとってはどれも普通の出来事なはず。

という事はこの夏休みでどこか学校の女の子たちと

差をつけなければならない。

織「絶対俺の話聞いてなかったでしょ」

貴「織山くんなんか喋ってたの？」

織「それは流石に酷すぎだわ」

、、、

「深田と一緒に花火大会行ってきたら」

花火大会、、、？

貴「それだ！！！織山くんありがとう！」

織山くんって毎回良い案くれるよね。

でも花火大会とか好きな人と行くんじゃないかな、、

あの竜生くんが私と行ってくれるはず、、

私近所の花火大会はそれなりに盛り上がる。

だからここの高校の人はほとんどの人が行くらしい。

でもここで誘わないと何も変わらないはず。

よし！頑張れ私！