21話 ページ23
マ「あ…」
貴「どうしたマイキー?」
マ「いや…Aと付き合ってキスしたのは良いけどさ…
初めてはあいつに取られたんだと思うと胸が…」
貴「ぶっ…あはははは!マイキーお前、覚えてないんだな」
「…まぁ俺も少ししか覚えてなかったんだけどさ」
マ「なっなんだよ!」
貴「俺の始めてのキスはお前だよマイキー」
マ「えっ?えっ!?い、いつしたんだよ!?」
貴「ずっと前、小学校に上がる前だから10年以上前だな」
「マイキーが『Aは俺のお嫁さんな』ってキスしたんだよ」
「最近まで俺も記憶が曖昧で夢か何かかと思ってたんだけど
この前母さんが昔のビデオを見てたんだ」
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貴「ただいま〜…ん?何見てるの?」
母「おかえり、懐かしいでしょ昔のビデオ見てたの
掃除してたら出て来たのよ」
貴「そうだったんだあっマイキーと俺だ」
母「そうよ万次郎くん万次郎くんは昔から
Aの事が大好きでねいつも『Aは俺のお嫁さんな』って言っていたのよ」
「それが可愛くて可愛くてよく撮ってたのほらこれもそうよ」
【A俺、Aの事大好き
だからAは俺のお嫁さんな】
そう言って画面の中の幼いマイキーは同じく幼い俺にキスをしていた。
貴「あれ、ゆ、夢じゃなかったのか…」
母「可愛いでしょ桜子ちゃんとよく見てたわ
将来本当に結婚しちゃうんじゃないかって話してたっけ」
「私達も幼馴染で仲が良かったから
その子供同士も仲が良いのが嬉しくてね」
「本当…懐かしいわね」
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貴「って事があったんだ」
マ「そんな事が…全く覚えてねぇ…
でも…すげぇ嬉しい」
ド「…」
ああいうのってノーカンなんじゃね
と思っても空気を読んで口に出さないドラケンだった。
マ「今日帰ったらそのビデオ見せてそしてあいつにも見せつけよう」
貴「良いなそれ俺の初めてはお前じゃないってな」
ド「それはやめとけ」
貴、マ「?」
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作者名:きむ | 作成日時:2023年12月7日 23時