13話 ページ15
貴方 side
学校をサボってしまった上に
街にまで来てしまった…適当に電車に乗って
適当に降りてを繰り返し‥ここ何処だ?
貴「あぁ六本木か」
普段この辺にあまり来ないから
変な感じだ。
この辺って何処で時間潰せるんだろ
平日、まだ放課後には少し早い時間、制服着てるからあんま目立つ所には行けない
「補導されたら面倒くさいもんな」
?「昼間から遊んでる悪い子は誰だ〜?」
貴「うわっ!?お前は灰谷蘭!」
最悪な事に灰谷蘭に会った。
蘭「やっほーポニーちゃん
あ、Aちゃんだったか?」
貴「だから名前で呼ぶなよ馴れ馴れしいな」
蘭「名前くらい良いだろ
それよりどうしたんだこんな時間に喧嘩か?」
貴「そういえばこの辺りはお前らの島だったな
喧嘩じゃねーよたまたまここに着いただけ帰るよ」
蘭「ふーんてっきり何かあったんじゃないかと思ったけど
例えばマイキーの事とか」
こいつエスパーか!?
貴「何でそれを」
蘭「お前とマイキーは幼馴染だ
しかもかなり長い付き合いの
お前は悩んでもそこまで思い詰めるタイプじゃない
お前が悩むのなんてマイキーの事くらいだろ」
貴「うっわ何でそんな事知ってんだよ怖いんだけど
…まぁそうだよマイキーの事」
「今朝急に『鬱陶しいんだよ』って怒鳴られた」
「そん時に手も叩かれてあんなの初めてだから‥ッ」
俺はなんでこいつにこんな事話してんだ
こいつに言っても弱みを握られるだけだろ
蘭「えっガチ泣き?マジか」
貴「泣いてないっ!」
蘭「泣いてんじゃん可ァ愛い♡」
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作者名:きむ | 作成日時:2023年12月7日 23時