9話 ページ11
貴「何の用?ポニーちゃんって俺の事?変なあだ名付けんなよ」
蘭「そっポニーテールだからポニーちゃん」
貴「普通に名前で呼べよ…」
蘭「名前で呼んで良いの?Aちゃん♡」
貴「誰が下の名前で呼べっつったよ苗字だ苗字
それに距離近いな離れろ」
蘭「俺ド近眼だからさこれくらい近寄らねーと見えねぇんだよ」
貴「メガネ掛けろや」
蘭「考えとく」
貴「お前掛ける気ねーだろ」
蘭「それより美味そうなの食ってるな」
貴「話逸らしたな…まぁうん美味いよお前も注文したら?」
蘭「一口ちょうだい」
面倒くさい奴に絡まれてしまった…
本当なら自分で注文しろと言ってやりたいが
言った所で無駄な気がする実際要求されてるし‥
早く追い払いたくて
俺は仕方なく蘭に一口あげる事にした。
貴「仕方ないなぁ一口だけだからな
ほら食えよ」
ほら、とスプーンを渡しても受け取る気配がない
「…食わねぇの?」
蘭「食べさせて♡」
本当にこいつ面倒くせぇ
俺はやけくそになりパフェを掬うと蘭に差し出した
貴「ほらあーん」
蘭「んっ甘」
貴「これで満足かよ」
蘭「あぁ満足…おっ」
蘭は何かに気がつくと
フッと鼻で笑った。
貴「何だよ?」
蘭「おかわりちょうだい」
貴「一口だけって言っただろ後は自分で…」
気が付いた時には顔を掴まれ
口元に柔らかいものが触れたかと思えば
ぺろりと熱い感触が這った。
蘭「ごちそーさんじゃーな」
今、俺何された?
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作者名:きむ | 作成日時:2023年12月7日 23時