【東リべ】おとうとくん【男主】

9話 ページ10

竜「Aちょっと泣いてんじゃん」

蘭「ま、拉致りたくのも分かるけどな？こいつ色白いし可愛いからなぁ？」

蘭はAを抱きかかえて
怖かったなぁと頭を優しく撫でた。

蘭「次こいつに手出してみろ
これじゃすまねーぞ」


モブ男「ヒッﾋｨｲｲｲ！すみませんでした！！」


竜「兄ちゃんまたいいとこ取り」

蘭「良いだろ？A助けられたんだし」

竜「まぁそうだけど…」 「Aは大丈夫？怪我してない？」


貴「だいじょうぶｯ ちょっと怖かっただけ」
「蘭ちゃん竜ちゃん助けてくれてありがとう」

腕を押えながらAは言った。

蘭「…A腕見せてみろ」

貴「うっ…」


蘭に袖をめくられると
腕が赤くなっていた。


蘭「さっきのか…」
竜「わっA腕真っ赤じゃん」


蘭「竜胆俺ちょっと近くのコンビニ行ってくるからA見といてくれ」

竜「はーい」


少しすると蘭がコンビニから帰ってきた。」


蘭「A湿布だ酷くなるといけねぇから貼っとけ」

蘭は優しい手つきでAに湿布を貼った。


貴「ありがとう蘭ちゃん」「あっ…」

Aは蘭の手にある傷に気が付いた。

貴「蘭ちゃんも怪我してる」
蘭「あー…」
竜「兄ちゃんさっきのでやったんだろ」

蘭「このくらいいつもやってるし大丈夫だ」

Aはポシェットをゴソゴソしていた。


貴「蘭ちゃんにあげる！」

Aが取り出したのは
猫のキャラクターが描かれた何とも可愛らしい絆創膏だった。

蘭「蘭ちゃんにくれるの？」

貴「うん蘭ちゃん怪我してるからあげる！」


不良には似つかわしくない可愛らしい絆創膏が小さな手によってペタッと貼られた。

竜「兄ちゃんいいなぁ」
蘭「良いだろぉ？」「Aありがとうな？痛いの無くなっちゃった」


貴「よかったー！竜ちゃんにはこれあげる」

ポシェットから取り出されたのは
これまた可愛らしい いちごミルクのキャンディだった。


竜「ありがとうA」


蘭「そういえばAは何で六本木に？家この辺じゃないだろ？」
竜「何か用事でもあったの？」



貴「えっとね蘭ちゃん達に会いたくて来たの」
「だから蘭ちゃん達に会えて嬉しい！」



蘭、竜(A〜！俺らに会うためにわざわざ！？)


またもAに落とされる二人


蘭「よしじゃあどっか遊びに行くか？」
竜「何処行きたい？」

貴「クレープ屋さん！」


蘭、竜「よしじゃあそこに行こう！」


Aと蘭と竜胆のデート？が始まった。

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