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「Aさん」
「…あ、ユジュンくん」
「もし良かったらさ、放課後勉強しない？…一緒に」
新学期が始まって1週間が経った頃だった。
毎年恒例の新学期学力調査
それがあと2週間後に迫って来た時
ユジュンくんにそう誘われた。
「Aさんと仲良くなりたくて…」
ホームルームが終わって
すぐ教室を出ようとした私の制服の袖を引いたユジュンくんの頬は心做しか赤く染まっている。
' 友達になれるかも '
ぶっちゃけ、チソン以外あまり仲良い人がいない私には
夢のようなお誘いだった。
ユジュンくんは誠実そうだし、話しやすいし
きっと友達になれるはずだ。
「うん、もちろん！でも今日は約束があって…
明日からでいいなら」
「全然いいよ。じゃあ、明日の放課後から」
約束ね、そう言葉を交わして教室を出る。
明日の放課後が楽しみで、
どこか浮かれながら昇降口へと向かう。
そんな私を待っていたのは
頬を膨らませて拗ねた様子のチソンだった
「…ヌナ、遅い」
「あ、チソン。ふふ、ごめん」
「なんでそんなご機嫌なの」
「んー？…私、友達が出来るかもなの！」
え、誰。なんていうチソンの声は正直聞こえてなかった。
ほら、早くたい焼き買いに行こ、って
約束していたたい焼き屋を目指してチソンを急かす
いつもなら、
たい焼きは逃げないでしょ、って私が言う側なんだけど
なんかやっぱり今日の私は浮かれてる
「ユジュンくんと友達になれるといいな〜」
「……ユジュン、くん？」
そんなチソンの声も、聞こえてなかった。
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よる(プロフ) - かよこさん» かよこさんコメントありがとうございます！😭本当に毎度毎度お待たせしてしまって申し訳ないですㅠㅠそれでも待って頂けて感謝でいっぱいです。いつもありがとうございます🥹🫶頑張ります〜〜！！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
かよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き待ってました😭いつまででも待てるのでよるさんのペースで無理なく頑張ってくださいね、応援しています！ (2023年4月6日 22時) (レス) id: a23e35c540 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - ゆにさん» ゆにさんコメントありがとうございます！更新さぼりまくりのお話ですが、その言葉がすごく嬉しいです…ㅠㅠゆにさんのおかげで更新するか！と気合いでました。応援届きましたよ💪^^ (2023年1月8日 1時) (レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - いつも面白い作品ありがとうございます泣 更新応援しています！ (2023年1月2日 23時) (レス) @page9 id: 8606361710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる
| 作成日時：2022年10月25日 21時
