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冬が折り返しになる頃だった。
大学が決まってからは勉強漬けの日々が少しずつ前の穏やかな時間へと戻っていって
両親と決めた春からの新居に向けての準備も進めながら
自由登校期間だからほとんど意味は無いけれど、最後だと思うと勿体ない気がして毎日学校にも通っていた。
当たり前になったユジュンくんと手を繋いで歩く帰り道
寒いね、もう冬だもんね、なんて何気ない会話を交わしながら私の家が近づいてきた時
不意に何かが繋がれていない方の私の手を掴んだ。
「……ヌナ、」
それは大きくて、冷えきった手で
そしてその手の持ち主は
私が避け始めてから半年以上経つチソンだった。
「あれ？チソン？
……わぁ、すっごい大きくなったね」
随分と見ない間にすっかりと見違えてしまったチソン。
伸びた背に、低くなった声
そして垢抜けて整った顔
中学の時から褒められた容姿ではあったが
それも上回り、本当にかっこよくなった。
……あれ、そういえば
どうして私はチソンを避け始めたんだっけ？
「ねぇ、ヌナ？
その人、だれ？」
' …ヌナ、はなれていかないでね '
' ヌナ……彼氏、できた？ '
あぁ、そうだった。
いつぶりかの、
チソンの何も映さない瞳を見て思い出してしまった。
今、私はチソンと会ってはいけないんだ。
チソンを不思議そうに見つめるユジュンくんも、きっと
いや、私なんかよりも、ずっと
会わせてはいけないはずなのに。
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よる(プロフ) - かよこさん» かよこさんコメントありがとうございます！😭本当に毎度毎度お待たせしてしまって申し訳ないですㅠㅠそれでも待って頂けて感謝でいっぱいです。いつもありがとうございます🥹🫶頑張ります〜〜！！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
かよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き待ってました😭いつまででも待てるのでよるさんのペースで無理なく頑張ってくださいね、応援しています！ (2023年4月6日 22時) (レス) id: a23e35c540 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - ゆにさん» ゆにさんコメントありがとうございます！更新さぼりまくりのお話ですが、その言葉がすごく嬉しいです…ㅠㅠゆにさんのおかげで更新するか！と気合いでました。応援届きましたよ💪^^ (2023年1月8日 1時) (レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - いつも面白い作品ありがとうございます泣 更新応援しています！ (2023年1月2日 23時) (レス) @page9 id: 8606361710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる
| 作成日時：2022年10月25日 21時
