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「ヌナ……彼氏、できた？」
チソンは暫く黙っていたと思えば
私の顔を覗き込むように首を傾げた
この動作のおかげでパサりとフードが落ちて
前髪も横に流れていったから
ようやくチソンの表情が見えたけど
その瞳が映すのは何も無く真っ暗で、
無表情を浮かべながら問うチソンにちょっとだけゾッとした。
「、彼氏じゃないよ。友達」
「だれ？
……前言ってたユジュンって人？」
「…そうだよ」
別の女の子だと嘘をついても良かったのだけど
きっとその判断は今の状況では間違っていて、
チソンが、正直に言わないと、なんて思わせる雰囲気を作っていたから私はそれに答えざるを得なかった。
「友達になったんだ」
「…うん。全然最近のことだけどね」
「ヌナ」
「…、なに？」
緊張してチソンの表情を伺っていたけれど
瞬きをした次の瞬間には、
うるうるとした目でようやく私を映したチソンがいて
身を乗り出してぎゅっと抱きしめるから
いつものチソンに戻ったのかな、って安心してしまった。
「……ヌナ、僕を置いていかないで」
' …ヌナ、はなれていかないでね '
忘れていたはずなのに
チソンの言葉で唐突に思い出した、あの言葉。
前とは違う状況での言葉だけど
また何かが引っかかるように感じた。
「……大丈夫。」
大丈夫、ただそれだけしか言えない。
だって、約束は出来ないから
大丈夫、だなんて言葉にも責任を持てないけど
今の私にはこれしか言えなくて
今はチソンを安心させるためだけの言葉だ。
私の返答を聞いてどう思ったのか
ぎゅっと腕の力を込めたチソンに感じた。
……チソンは、私に依存している？
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よる(プロフ) - かよこさん» かよこさんコメントありがとうございます！😭本当に毎度毎度お待たせしてしまって申し訳ないですㅠㅠそれでも待って頂けて感謝でいっぱいです。いつもありがとうございます🥹🫶頑張ります〜〜！！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
かよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き待ってました😭いつまででも待てるのでよるさんのペースで無理なく頑張ってくださいね、応援しています！ (2023年4月6日 22時) (レス) id: a23e35c540 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - ゆにさん» ゆにさんコメントありがとうございます！更新さぼりまくりのお話ですが、その言葉がすごく嬉しいです…ㅠㅠゆにさんのおかげで更新するか！と気合いでました。応援届きましたよ💪^^ (2023年1月8日 1時) (レス) id: 6066f12de3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - いつも面白い作品ありがとうございます泣 更新応援しています！ (2023年1月2日 23時) (レス) @page9 id: 8606361710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる
| 作成日時：2022年10月25日 21時
